VISIONyuri's identity and vision

由利のビジョン

「産地」とは何か、を問い続ける

豊岡は、江戸時代から続く「日本最大の鞄の産地」です。しかし、どれだけモノに自信があっても、産地が「産地」としてあり続けることは簡単なことではあり ません。この豊岡にも厳しい時期はありましたが、メイドインジャパンのモノづくりを見直し自分たちらしさを磨くことで、その波を乗り越えてきました。

自分の会社だけではなく、豊岡の鞄産業を支えるみんなで手を取り合って盛り上げていくこと。それこそが、本当の「産地」としての強さです。組合仲間と活発 に情報共有を行い、刺激しあってまた新たなことを考える日々は、一人で戦うよりもはるかに楽しいものです。私たちは今、「鞄の町・豊岡」として次のス テージへ進もうとしています。互いを高めあいながら、それぞれが自社の得意なものに磨きをかけたことで、「豊岡鞄」のバリエーションと魅力も広がってきました。

しかし、ここからが始まりだと思っています。「豊岡鞄」はあくまでも、商品クオリティに対する信頼を裏付ける看板。「豊岡鞄」というくくりで終わるのでは なく、それを背負ってそれぞれのブランドが名を挙げていくことが重要だと思うのです。「豊岡鞄」よりも、個々の企業の名前が前へ出るくらいに。そこを目指 して産地が一丸となり、より一層切磋琢磨していけたら、もっとおもしろい「豊岡鞄」というフィールドが広がっていくことでしょう。

「産地」であることに誇りを持ち、「産地」であることに溺れない。由利は、この豊岡の鞄仲間と共に、「鞄の産地・豊岡」でしか生み出せない魅力を追求していきたいと思います。

自分の行く道を、まっすぐに突き進むこと

由利のブランドアイデンティティは、「機能を形にする」ということ。昔から、お客様のご要望を実現するためのモノづくりを大切にしてきました。目的に応じ て機能を整理し、バランスをとって形にする。機能は多すぎても少なすぎてもだめです。使う人の姿を思い描きながら、本当に必要な機能が活躍するように。こ の鞄へのこだわりは、技術と共に受け継がれてきました。

私たちは、OEMと自社ブランドの2軸で鞄をつくっています。なぜなら、どちらもとても魅力的だから。OEMは、クライアントのアイデンティティがふんだ んに盛り込まれた鞄を、クライアントの理想以上にいいものへ仕上げていくことを目指します。クライアントの数だけ異なるアイデンティティに触れられること も、そのためにアイデアや技術を求められることも、鞄づくりのプロとしては嬉しいものです。また一方で、自社ブランドを持ち、自分がやりたいと思うことを 形にして、自らお客様へ提供するというのも素晴らしいこと。自社ブランドを立ち上げて10年となりますが、ここからはもっとパワフルに鞄の新しい世界を拓 いていきたいとも考えています。

これからも由利は、この2軸によって鞄づくりを続けていきます。この両輪を回すには、クライアントのご要望を正確かつクオリティ高く形にしたいという人、自分の思いを自分らしく形にしたいという人、その両方の人材が必要です。オールマイティでなくていい。「自分の行く道はこれだ!」という強い意志の持ち主が集まれば生み出される創造力は無限大です。それが由利のアイデンティティです。

「創造」で、鞄の未来をおもしろくする

チャンスがあるのなら、「攻め」の選択肢を取る。「守り」に入ってしまった瞬間、モチベーションはどうしても下がってしまうからです。たとえ困難な道だ としても、前向きに取り組んでいけば必ずクリアできます。周りも協力してくれます。本気でやるなら、全力でバックアップします。だったら、止まるよりも前 へ動き出す方を選ばなくてはもったいない。

でも、一人だけで走っても意味がありません。由利というチームには、共に走っていく勇気のある仲間がいるからチャレンジする道を進むことができるのです。 私たちが次のステージに向けて掲げている企業理念は、「製造から創造へ」。ただ鞄をつくるだけでは製造。「海外にも挑戦しよう!」「新しく、こんな鞄をつくってみたい!」そんな声が飛び交う鞄づくりは、創造。創造力こそが企業を伸ばし、さらなる勇気を生み出していくのだと感じています。

製造業から、創造業になろう。創造の力で、もっともっと自分たちだからできるビジネスをしよう。鞄づくりに、一人ひとりの本気を込めて。由利の挑戦は、さらに先へと進み続けていきます。